柱の裏の落書き

ひまつぶしにぶつぶつ書いてみる

金融緩和

マイル経済圏を変えてみる~スターアライアンスからワンワールドへ~


どうも金融緩和が最近のトレンドらしい。

自国通貨を大量に発行し続ければ、市場に出回る通貨の発行量は供給過剰に陥り、やがては通貨安を招く。

労働力や資源など、自国通貨建ての生産要素を他国よりも相対的に引き下げることができれば、国際競争力を取り戻すことができ、自国の貿易収支の黒字化が期待できる。

そういえば、第二次世界大戦は「列強諸国が自分たちの植民地を経済圏として囲い込み、通貨切り下げ競争に発展したことが開戦に至る最大の要因だった」、と世界史の授業で習った記憶がある。

アメリカは「ニューディール政策」、イギリスとフランスは「ブロック経済」、日本は「大東亜共栄圏」
...

2015
10月現在、1USドルがだいたい120円くらい(USDJPY ≒ 11.2)、アベノミクスが誕生した201211月当時の1USドル ≒ 80円くらい(USDJPY ≒ 10.8)の水準と比較すると、実に50%以上も円安が進行していることがわかる。

これで戦争にならないのはマジで奇跡としか言いようがない
...
 



もっとも、名目上の為替レートではなく、上図の実質為替レートで比較すれば、まだまだ円は相対的に割高水準なので、もっとガンガン刷りまくってもいいような気もするのだが
...

どうなんだろうね
(¬_...

*****

【マイル経済圏の金融緩和】


さて、マイルの話。

mile
出典:「diffen.com

最近はどこの航空会社もマイルをばら撒き、自社マイルの価値を切り下げている。

すなわち、マイルは広義では「仮想通貨」であるため、ここでもかなり大規模な金融緩和が行われていることがわかる。

冒頭で「通貨切り下げ競争が開戦に至った最大の要因であった」と述べたが、現代社会においては戦争の舞台は金融・経済へと変わり、熾烈な通貨切り下げ競争は今もなお続いている。

言い換えれば、ひと昔前は経済圏を取り囲む主体が「国民国家」であったが、
21世紀では「多国籍企業」が国境を越えたアライアンスを組んで経済圏を取り囲む構図へと主体が変わっただけの話だ。

(※さらにはアライアンス内においても通貨切り下げ競争は進み、自社マイルの価値を相対的に切り下げることにより、特典航空券を他社で取らせるような思惑が見受けられる。)

こうして考えてみると、国境線の概念が姿を消したグローバル社会においては、私たちの消費行動は無意識のうちに多国籍企業の経済圏に組み込まれていることになる。

国家が中央銀行を通じて発行する「通貨」から多国籍企業が自社で独自に発行する「仮想通貨」の時代へ。

私たちが気付かないうちに、時代は少しずつ変化しているようだ。


*****

最近では日系の航空会社のマイルがハイパーインフレを起こしており、マイルの価値が目減りしてしまったように思う。

たとえば、日系の航空会社を見ると、
JALPONTAカード、ANA→楽天ポイント、Tポイント。そして各種クレジットカード利用によるマイルの付与やカード入会にともなうボーナスマイルの獲得など。

日本にいると、多種多様な「仮想通貨(電子マネー)」を利用することができ、それらを経由させて消費活動を行えば、日常生活において効率的にマイルを獲得することができる。

皮肉と賞賛を込めて言えば、日本は実に多様性に富んだ国だと思う。

だが、このようなマイルのバラ撒きが行われた結果、膨大な数の陸(おか)マイラーが誕生し、とうとう特典航空券が取りにくくなってしまった(私はだいたい空:陸 = 
73くらいだろうか)。

さらに上記に加えて、特典航空券が取りにくくなってしまった最大の要因は、何と言っても「マイルを効率的に貯める方法を陸マイラーがブログに晒してしまったから」だと思う。


①陸マイラーが効率的なマイル獲得方法をブログに晒す。

②陸マイラーがマイルを貯めやすくなる。

③陸マイラーが特典航空券に交換しようとする。

④そもそも航空会社は提供できる座席数が限られている。

⑤航空会社は止むを得ず、交換に必要なマイル数を引き上げる。

⑥マイルの価値が目減りする。

⑦アライアンス内の他社も特典航空券だけ取られると困るので、マイル価値を切り下げる

⑧クレジットカードなどマイル経済圏を拡張して金融緩和を行う

⑨さらにマイルの価値が目減りする。

①に戻る
 

考えてみれば当たり前の話だが、「一人ひとりが正しいとされる最適な行動をとったとしても、全員が同じ行動を実行してしまうと、想定とは逆の思わぬ悪い結果を招いてしまう」ということの良い事例だ。

これを経済学では「合成の誤謬(ごびゅう)」と言う。

特典航空券という「限られた座席」を奪い合う椅子取りゲームはまさに過酷なゼロサムゲームの世界であり、ゲームの参加者が増えれば増えるほどゲームの参加者は自らの首を絞めるという悪循環に陥る。

私はこの殺伐としたゲームから離脱し、最適化のパラメータを独自基準でチューニングすることにした。

ここから、組み合わせの最適化ゲームが始まる。

how-to-optimize-your-content-for-social-discovery-bc06cec55d
出典:「HOW TO: Optimize Your Content for Social Disc

*****


Step1 スターアライアンスからワンワールドへ】


世界には大きく分けて
3つの航空アライアンスがある。

1
つはワンワールド、日本ではJALが加盟している。

2
つ目はスターアライアンス、日本ではANAが加盟している。

3
つ目はスカイチーム、日本では加盟航空会社はないが、世界最大のデルタ航空が加盟している。

上記
3つのアライアンスがマイル経済圏を形成し、凌ぎを削っている。

私は今までスターアライアンス系の
ANAマイルをメインの受け皿、シンガポール航空のKrisFlyerマイルをサブの受け皿として使っていた(飛行機に乗る頻度が羽田-シンガポールの往復が多かったこと、またシンガポール航空傘下のシルクエアーではANAの積算対象外だったため、KrisFlyerでしか加算できないからだ。少しでももらえるものはもらうべき)。

羽田-(
ANA or シンガポール航空)-シンガポール

ところがここに来て、当面はマレーシア国内を拠点に活動することになったため、成田-クアラルンプール-マレーシア国内の往復が増えると予想される。

成田-(
JAL or マレーシア航空)-クアラルンプール-(マレーシア航空)-マレーシア国内

もっとも、成田-クアラルンプールを
ANAで移動、クアラルンプール-マレーシア国内をマレーシア航空で移動するルートもあるが、クアラルンプールで荷物を一度受け取ってから預け直す手間と航空アライアンスがバラバラになるので、極めて非効率的である。ゆえに却下。

成田-(
ANA)-クアラルンプール-(マレーシア航空)-マレーシア国内

さらには、羽田
or 成田-シンガポールをANAで移動、シンガポール-クアラルンプールをシンガポール航空 or マレーシア航空で移動(飛行時間わずか40分)、クアラルンプール-マレーシア国内をマレーシア航空で移動するルートもあるが、これをやるとさらにわけがわからなくなる。ゆえに却下。アライアンスがバラバラなのと壮大なる時間の無駄使いである。

羽田
or 成田-(ANA)-シンガポール-(シンガポール航空 or マレーシア航空)-クアラルンプール-(マレーシア航空)-マレーシア国内

まぁいろいろな事情が重なったこともあり、この際、思い切ってスターアライアンスからワンワールドにマイル経済圏そのものを変えてみることにした。

ここまでが
1stステップ。


*****


Step2 どこの航空会社を選ぶのが最適か?】


さて、航空アライアンスをワンワールドに変更するとして、どこの航空会社を選ぶべきなのだろうか?

先に述べたように、日系航空会社は特典航空券が取りにくくなったのと、私は日本の居住者ではないので、JALは選択肢から除外した。マイルが貯まりやすくても日本で消費行動を行えないのであれば私には極めて不利である。

それに
...仮にマイルが貯まったところで特典航空券が取れなければ意味がないし...

「それなら特典航空券ではなく、商品券に変えて利用すればいいではないか?」という人がいるかもしれない。

これはもっともな意見ではあるが、商品券に変えてしまうと等価交換になるので
1マイルは1マイルの価値しか生み出さない。

①「エコノミークラスでチケットを取ってビジネスクラスにアップグレードする」

②「最初からビジネスクラスかファーストクラスで取る」

上記いずれかを選択しないかぎり、獲得マイル:利用マイルの交換比率は
11.xx>0)とはならないのだ。

ゆえに、この
xの値が大きければ大きいほど、経済的合理性があるといえる。


JALマイレージバンク(日本航空:日本)
jal_logo
 

enrich(マレーシア航空:マレーシア)
malaysia_airlines_logo
 

③アジアマイル(キャセイパシフィック航空:香港)
cathay_pacific_logo


上記はいずれもワンワールドに加盟しているアジアの航空会社だ。

まず、先ほど
JALは選択肢から除外したので①は消える。

次にマレーシア航空。やっぱりマレーシアを拠点に活動するのであれば、マレーシア航空が無難な選択肢となるのだろうか。

しかし、マレーシア航空が拠点を構えるクアラルンプール国際航空だが、私の個人的な考えとしては隣国シンガポールのチャンギ国際航空に完全に負けている。はっきり言って比べものにならないレベルだ。

ただし、マレーシア航空を最も使うだろうからマレーシア航空の
enrichに加入したほうが何となくいい気もする。根拠はない。う~ん、何となく...。とりあえず②は選択肢として残す。

3
番目のキャセイパシフィック航空だが、ワンワールド系ではアジアの中継点である香港を拠点としているから、ハブ空港として利用するメリットは極めて大きい。香港は、輸送や金融のハブ機能としてはダントツでアジア最高レベルだ。

香港はよくシンガポールと比較されるが、個人的には香港のほうが格段にレベルが高いと思う(余談だが、香港とシンガポールは国土が小さいために国内線という概念が存在しない。ハブ機能を充実させるしか外貨を獲得する手段がないため、ハイレベルにならざるを得ないという事情もある)。

そうなると、やっぱりキャセイパシフィック航空のアジアマイルにしたほうがいい気がする。③が最有力候補だ。

さぁ、困ったぞ。

②と③、どっちを選択するのが最適なのだろうか
......
 

hikaku

ここで、エクセルで図を作りながらある事に気付いた(ビジネスクラス以上は条件が同じなのでエコノミークラスで比較、どうせ自分の金ではビジネスには乗らないしw)。

仮にアジアマイルでマレーシア航空のマイルを貯めた場合、マレーシア国内線の割引チケットで搭乗すると、マイルの積算対象ではなくなってしまうことがわかった(私は「自分の金」では絶対に正規料金では乗らないのでこれはかなり痛い)。

同じアライアンス内であってもマイルの積算基準は航空会社各社によって異なるので、この点は注意が必要だ。

長距離フライトはともかく、私は今後
1,000マイル程度の国内線の移動をLクラス以下で年間20回以上乗る可能性があるので、アジアマイルを選択してしまうと1,000マイル×0.25×205,000マイルを放棄してしまうことになる。

仮に正規料金で乗ろうものなら、何と
20,000マイルを放棄することになる。

5,000
マイルといえば、仮に100円のショッピングで1マイル貯まるクレジットカードで決済した場合、50万円の買い物をして付いてくる陸マイル分に相当する。20,000マイルなら単純計算で何と200万円だ。


これはマジでもったいない


ゆえに、現時点で私にとってはアジアマイルで貯めるメリットはないということになる。

となると、しばらくの間、「マレーシアに在住して」主に「マレーシア国内で消費行動を取る」以上は、やはり「マレーシア航空のエンリッチ」で貯めたほうが効率的という結論になる。

ここまでが
2ndステップ。

これで空マイルは
OK、問題は陸マイルをどうするか...

*****


Step3 マイル経済圏を拡大する】

さて、今後のマイルをマレーシア航空のエンリッチで貯めていくことが決まった。

当面の間、私の空の基軸通貨はエンリッチマイルとなる。

では、最も効率的にマイルを稼げるクレジットカードはどういう条件で選択するべきなのだろうか?

ここで私がスクリーニングの条件としたのは、「マレーシア航空と提携している銀行+クレジットカードの組み合わせ」であること。

理由は、「銀行口座の引き落とし+クレジットカードの決済で利用額に応じて獲得できるマイル(リワードポイント)」よりも、「マイルの獲得に特化しているカード」を選んだほうが格段に効率が
よいからだ。

当初は「
HSBC(香港系)」、「スタンダードチャータード銀行(香港系)」、「メイバンク(マレーシア系)」と「CIMB(マレーシア系)」の4つを候補に挙げたが、上記の理由から今回はスタンダードチャータード銀行とCIMB2つに絞った。


Standard Chartered
scb_worldmiles_m

2RM(≒60円)の決済につき1マイル貯まる(マレーシア国内)。

1RM(≒30円)の決済につき1マイル貯まる(マレーシア国外)。

カード維持手数料:170RM(≒5,724円)/


香港系のスタンダードチャータード銀行を引き落とし口座に指定してクレジットカードを日々の支払いに充てると、
World Milesでは2RM(≒60円)の決済につき1マイル貯まる。このカードを海外で利用すると1RM(≒30円)の決済につき1マイル貯まる。

さらに、
World Milesはマレーシア航空のenrichマイルだけでなく、エアアジアのBig Point、シンガポール航空のKrisFlyerマイル、キャセイパシフィック航空のアジアマイルにも交換できるという優れものだ。これは非常に素晴らしいサービスだ。


World Miles

 

CIMB
CIMB-ENRICH-WORLD-MASTERCARD

3RM(≒90円)の決済につき1マイル貯まる(マレーシア国内)。

1RM(≒30円)の決済につき1マイル貯まる(マレーシア国外)。

カード維持手数料:588RM(≒17,640円)/

もうひとつはマレーシア地場銀行の
CIMBを引き落とし口座に指定してクレジットカードを日々の支払いに充てると、Enrich CIMBでは3RM(≒90円)の決済につき1マイル貯まる。このカードを海外で利用すると1RM(≒30円)の決済につき1マイル貯まる。


CIMB
thumbnail-enrich-world-elite-mastercard

2RM(≒60円)の決済につき1マイル貯まる(マレーシア国内)。

1RM(≒30円)の決済につき1マイル貯まる(マレーシア国外)。

カード維持手数料:1288RM(≒38,640円)/

さらに、
CIMBにはWORLD ELITEカードがあり、こちらはWORLD MILESとマイル積算条件が同じである。


①スタンダードチャータード銀行+
WORLDマイル

CIMBEnrichマイル

CIMBEnrich Eliteマイル


さて、上記
3つのいずれかが選択肢となるが、どれを選べば最適なのだろうか?

*****

頭を整理しようかw


以下に
3枚のクレジットカードがある。


【クレジットカード
X(①)】

60円の決済につき1マイル貯まる(国内)。

30円の決済につき1マイル貯まる(国外)。

カード維持手数料:5,724/


【クレジットカード
Y(②)】

90円の決済につき1マイル貯まる(国内)。

30円の決済につき1マイル貯まる(国外)。

カード維持手数料:17,640/


【クレジットカード
Z(③)】

60円の決済につき1マイル貯まる(国内)。

30円の決済につき1マイル貯まる(国外)。

カード維持手数料:38,640/


まず、XZ同一の積算条件で年間維持手数料がX>Zとなるため、Zは消える。

次に、
XYは積算条件がX>Y、かつ年間維持手数料がX>Yとなるため、Yは消える。

ゆえに、Xが最も優位性があるということになる(X=スタンダードチャータード銀行+WORLDマイル)。 


Xを保有するメリットを検証する。

A
さん(私)は年間で約250万円程度をクレジットカードXで決済する。そのうち、マイル積算比率は空:陸が73くらいである。なお、陸の部分を1として考えた場合、国内と海外の決済金額比率は64くらいである。


また、マイルの積算全体を
1として考えた場合、Aさんが加重平均をした感覚として、空(フライト)が6割、陸(クレジット決済)が4くらいである(すなわち、フライト×0.6+クレジット決済×0.4)。

陸のマイルを貯めるのに使われる金額は、
250万円×0.4 = 100万円

国内と国外での比率は、
64なので、それぞれに使われる金額は、

国内:
100万円×0.6 = 60万円
国外:100万円×0.4 = 40万円


クレジットカード
Xは国内で 60 円で 1 マイル、国外で 30 円で 1 マイルたまるので、それぞれでたまるマイルは、

国内:
60万円÷60 円 = 10,000 マイル

国外:40万円÷30 円 = 13,333 マイル

ここで、小数点以下は切り捨てて考える。

となると、
クレジットカードXを利用して決済するだけで年間23,333マイルが貯まる計算となる。


では、年間いくら買い物をしたらカードの維持手数料の損益分岐点を越えられるのだろうか?

仮に 年間X円の買物をすると仮定すると、国内外でたまるマイルは


国内:
X円×0.6÷60 = X÷100 マイル

国外:X×0.4÷30 = X÷75 マイル


したがって、獲得できるマイルは、
X÷100+X÷75 = 0.023333 X

カード維持手数料5,724円と等しくなるには、0.0233333X = 5,724

X = 245,314

したがって、年間で日本円換算で
245,314円以上の決済をすればカードを保有するメリットがあるといえる。


ということで、

enrich(マレーシア航空:マレーシア)を基軸通貨」として、「スタンダードチャータード銀行WORLDマイルのクレジットカード」を使って、「年間で245,314円以上のクレジット決済をする』というのが、私が行ったチューニングの最適解ということになる。

ふぅ~、これでやっと申し込みができるぞ
v

1ヶ月で元が取れそうだ♪


もしかしたら、多くの人たちはクレジットカードの入会ボーナスマイルに惹かれてクレジットカードを選択しているかもしれない。

たしかに、ボーナスマイルだけを獲得してすぐに解約するのであれば、そういった方法は決して否定はしない。

ただし
... 

毎日、金の卵を産み続ける鶏は慎重に選んだほうがいいかもしれないよ。


*****

【追記:ちょっといい話】


私は出張するとき、
Expediaをよく利用する。
expedia-logo

海外で支払いをするとマイルが3倍貯まるクレジットカードがあるとすれば、日本のExpediaにログインして円建てで決済すればスプレッド分が無駄にはなるが、私は3倍のマイルを貯めることができる(はず)。

(注意:Expediaのサイトはドメインが.comであるのに対し、日本のエクスペディアのドメインだけはco.jpである。そのため、英語サイトと日本語サイトは別々のアカウントを取得する必要がある。ゆえにエクスペディアのポイントは共有できないので注意のこと)。

マレーシアリンギット
USドル→日本円、為替レートは基軸通貨であるUSドルを介したクロスレートが適用されるのでスプレッド分が何だかもったいない気もするが、ここでいい方法を考えた。


USドル建てのサイトでカード決済すればリンギットUSドルのスプレッド分だけを余分にクレジット決済すればマイルが3倍になる。我ながらなかなかいい方法を考えたもんだ。


ところが
...

さっそく
Expediaマレーシアのサイトからアメリカのサイトにアクセスするとリダイレクトがかかり、マレーシアのページに戻って来てしまうことがわかった(おそらくIPアドレスから判別してローカルサイトにリダイレクトされるのだろう...)。


この場合の解決策としては
2つ方法がある。

①プロキシサーバーを経由して海外のサイトに接続する。
VPNで接続して海外のサイトに接続する。

上記のやり方がわからない方はネットで検索してみてほしい。


誰かがブログに晒しているはずだからね(¬_
...



(参考・画像引用元:   ワンワールド公式サイト」)
参考・画像引用元: スターアライアンス公式サイト
(参考・画像引用元:   スカイチーム公式サイト」)
参考・画像引用元: WorldMiles Credit Card - Standard Chartered Bank Malaysia
参考・画像引用元: CIMB Enrich World MasterCard (w.e.f. 28 Aug 2015) - CIMB Bank
参考・画像引用元: CIMB Enrich World Elite MasterCard - CIMBBank」)
参考・画像引用元: Expedia.co.jp - エクスペディア

偶発的事象の連続


先日、久しぶりにランチミーティングに参加した。

「金融緩和は継続するのか?」という話題だった。

私たちがどれだけ難しい議論をしたところで、

結局のところ、政府公認の相場操縦に翻弄されるだけなのだが
...



相場センスのまったくない私は、どちらに転んでもいいようにロングストラドルとストラングルをいくつか組んでいた。

おかげで、コールポジション側が場外ホームラン級のリターンとなった。

相変わらず、運だけはいいようだ。

運だけは
...w


今回は、市場参加者やエコノミストの多くは、追加緩和は終了するものと見ていた。

その理由は、アメリカが量的金融緩和の終了を決めたからだ。

ところが、日銀の黒田総裁は市場の意表をついて追加刺激策を発表した。

アメリカの政策の真逆をやったわけだ。

さすがは元為替マフィア、黒田総裁の面目躍如だ。

これには正直驚いた!

(私は暴落すると思っていたが、思惑とは逆に暴騰して結果オーライ...)


需要と供給で考えれば、

 

************************

米国 → 引締め政策

日本 → 緩和政策

************************

となるから、相対的に「米ドル」に比べて「日本円」の量が増えることになる。

ゆえに、米ドルは上昇し、日本円は下落した。

円安相場の到来だ!

(セイフハイツマデゴマカセルノカナ...)

10月にヘッジファンド勢は日本株を3兆円超の空売りをしていたと観測されており、想定外の事態に慌てて買戻しに入り、日経平均は暴騰し、前日より75556銭高の16,41376銭で取引を終えた。




この出来事に直面し、ナシーム・タレブ氏の「まぐれ」の話を思い出した。


あるときミーティングで、株式市場はどうなるのかと聞かれた。ちょっと芝居がかって答えた。

「来週、株式市場は
7割の確率で上昇すると思う」

「でも、ナシーム。君はさっき
S&P500株を大量に空売りしたって言ってたよね?市場が下がるほうに賭けてるってことだろ?意見が変わったのはどうしてだ?」

「ぼくは意見を変えてなんていないよ!。自分の賭けにとても自信があるんだ。 (聴衆笑う) 実のところもっと売りたいと思っているんだよ!」

その場にいた他の社員たちは完全に混乱したみたいだった。

「君はブルなの、それともベアなの?」

相手のストラテジストにそう聞かれた。

「ブルだとかベアだとかなんて、純粋に動物学の話をしているのでなければなんのことかわからない」

市場は上昇する可能性が高い(「私はブルだ」)けれど、空売りするほうがいい(「ベアだ」)と思っていた。というのは、下がった場合、大幅な下落になる可能性があるからだった。

ナシーム・ニコラス・タレブ「まぐれ~投資家はなぜ運と実力を勘違いするのか~」
より 


タレブは70%の確率で市場は上昇すると思っているが、上昇しても小幅な上昇にとどまるという。

仮に
1%の上昇があるとすると、期待値は「70 × 1 0.7%」である。

反対に、市場が下落する確率は
30%程度しかないと見ているが、下落したら大幅な下落になるという。

仮に
10%の暴落になる可能性があるとすると、期待値は「30 × -30% -3%」となる。

ゆえに、来週の市場リターンの期待収益率は「
0.7 -3% -2.3%

だから、タレブは
S&P500株を大量に空売りしたという理屈だ。

私は裁定取引のようなシステムトレードをメインにしているので、
正直言って裁量トレードは下手くそだ。

ただ、トレードは勝つときに大きく勝てばよいのだと思う。

「トレードに勝率は関係ない」、
この考え方は昔から変わらない。


たとえば、
1,000円の利益を1,000回繰り返しても、トータルのリターンは100万円にすぎない。

そこから手数料や税金を考慮すると、費用対効果で考えれば「
100勝すること」は、あまり合理的な賭けとは言えないだろう。

たとえば、
100銘柄中、99銘柄はロスカットして1,000万円の損失が出たと仮定してみよう。

しかし、残りの
1銘柄だけは利益が上がり続け、最終的に10億円の含み益を得たままトレーダーは年度末決算を迎えたとする(実際にはすべて手仕舞いさせられるだろうが)。

この場合、約定照会画面で「売買の実現ベース」だけで見れば、「
99連敗・1,000万円の損失」となる。

その一方、「損益」を見れば「
10億円の含み益」となる。

果たして、このトレーダーは負けたことになるのだろうか?

あなたがマネージャーの立場であれば、このトレーダーを解雇するだろうか?

私なら、来年も継続雇用すると判断するだろうと思う。


いつもまぐれまぐれとバカにされる私だが、トレードに勝率は関係ないと思うのだ!

どうだろうか?


客観に基づく「事実」は
1つしか存在しないが、

主観に基づく「真実」は人間の数だけ存在する。

資本主義の世界では、「真実」はともかく、

数字という「事実」に基づいて私たちは評価される。

結果論の「事実」と、
「真実」は完全に一致するものではない。

人間の数だけ「真実」が存在するからだ。

もっとも、
「真実」の総和による合成期待値によって「事実」が形成されるわけだが...


マスコミの偏向報道、ネット上の風説の流布
...


「真実」はときに脚色され、
嘘と欺瞞に満ち溢れたものになる。

ただ、「事実」を味方にするためには、
多くの「真実」から正しいと思うものを選択し続けなければならない。

正しいと思うものを選択し続けるためには、
時には「情緒」も必要なのだと思う。

現実社会とは、実にシビアな世界なのだ。


タレブは、人生は一度しかないので、
確率論で考えればサンプル数が少なすぎるため、成功は「まぐれ」という偶発的な事象に左右されると論じている。


その意味で、「
人生は偶発的事象の連続にすぎない」と思う。

のんびりと流し読みしていたら、
132ページに思わずハッとする言葉が載っていた。


「歪みに賭ける」



確率論で考えれば、
永遠に勝ち続けることができるトレーダーなど存在しない。

「トレードに勝率は関係ない」、勝つときに大きく勝てばよいのだ。


トレードの本質は、「取引回数」ではなく、「適切な投下資金のバランス」を考えること。

ツキがある時は多めに、そうでない時は控え目... 




「エイヤ!」



......いざという時は、
ブラックスワンをうまく利用するのだ!



私の意図が伝わっただろうか?



(参考:アベノミクス最後の賭け 日銀が予想外の追加緩和に円安・株高進む
(参考:日銀、なぜ“予想外”追加金融緩和?消費増税で急激な経済悪化、政府に投げられたボール
(参考:追加金融緩和サプライズで「出口なき日銀」
参考:ナシーム・ニコラス・タレブ「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」ダイアモンド社,2008
参考:広木隆「9割の負け組から脱出する投資の思考法」講談社,2013年)
参考:安間伸「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ錬金術入門篇」東洋経済新報社,2005年)

実体空間と電子空間

  

去る1114日のこと。

民主党の野田政権が
衆議院を解散し、12月に総選挙を行うと発表があった。


遂に来たーーー!


自民党側は
ここぞとばかりにデフレ脱却を目指すと発言した。


解散総選挙では、自民党が圧勝し第
2次安部政権が誕生するだろう。

いわゆる「アベノミクス」というやつだ。


まぁ、ほぼ確実だろう。


私は今、シンガポールでこのニュースを聞いている。

私の財布の中には、シンガポールドルが入っている。

ふと脳裏に
98年のアジア通貨危機がよぎった。


ここ数日間、私の財布の中の通貨価値が突然暴騰している。


そう、私は今この瞬間、アジア通貨危機の真逆の現象の真っただ中にいる。

何とも不思議な感覚だ
...(笑)


普段モニター画面の前で取引していても、この感覚はなかなか理解できるものではない。

社会は決して
2次元の世界だけで成り立っているものではないことを身を以て実感している。


日本経済はとうとうデフレから脱却できるのか?


インフレが起こった場合、もっとも得をするのは通貨価値が下がるのを望んでいる人間だ。

つまり、大量の借金を抱えている人間=日本政府ということになる。

おそらく、これがラストチャンスだろう。


これから安部政権は、大きな勝負に出るはずだ。

今の日本政府の抱える莫大な借金を返すためには、

①インフレを起こし借金の返済負担を減らす
 

②増税して返済に充てる資金源を確保する

上記の
2点しかない(他にも方法あるのかな...)。



消費税は確実に
5%から8%に上げるだろう。

そしてゆくゆくは
10%へと。

(うまい棒が
11円になっちゃうよー



連続的に金融緩和を実行すれば、一方通行的に相場が上がって行くのだろうか?

一方通行的に相場が上がって行くのだろうか?

一方通行で?

ホントに? 


今の日本のマーケットはファンダメンタルによる期待感で株価がどんどん騰がっている。

こうなると、テクニカル分析が全く機能しない。

強烈な上げ相場到来、パラダイムシフトの予感だ。


金融緩和によって、


水(金)の量を増やす。



水面(株価)が上がる。



水(金)の量をさらに増やす。



水面(株価)がさらに上がる。



年末に書店を覗いてみてほしい、

日経平均
20,000円説、30,000円説の書籍が店頭に平積みになっているだろう。


ただ、忘れてはならないことが
1つだけある。

買いが買いを呼ぶ相場、
信用取引の期限は6か月だ。

まだ数日しか経っていないが、
今、市場参加者が増えて急激にマーケットに資金を投下するとどうなるか考えてみてほしい。



今日から
6か月後は2013年の519日だ。

20121114日 半年後→ 2013514

20121115日 半年後→ 2013515

20121116日 半年後→ 2013516


アベノミクスは、現段階で何も成果を上げていない(そもそもまだ誕生していないが)。

あくまでも期待感から買われているだけだ。

1か月後、2か月後は調整が入らずに上がって行くだろうけれども、3か月後くらいにいったん調整が入るのかな。

さてさて。

先週、今週、株式や外貨を買った人物は、
果たして2か月後3か月後に手仕舞うだろうか?

人間とは自分にとって都合のよい解釈をする生き物だ。

まだ上がる、まだ上がる。

信用期限を迎える
6か月後が怖いと思うのは私がチキンだからか。


データ分析が得意な方がいれば、
過去の強いトレンドが出た半年後に何が起きたかを検証してみてほしい。

また、「どこで出来高が
急激に増えたか」も併せてチェックするとよいだろう。

いずれ彼らは利益確定をする日が来るからね。 



ジャングルで二人の男が虎に遭遇した。

ひとりは一目散に駆け出した。
それを見たもうひとりは

「ムダな真似はするな。虎と駆けっこして、勝てるわけないだろう?」

もう一人の男は振り返りながら言った。

「そうじゃない、俺はお前より速く逃げようとしているだけだ。

なぜなら虎は一番弱い相手を餌食にするからさ」



せっかくなので、さらに付け加えておくと、


おそらく円安が進行する(と思う)



そうなると資源価格・燃料価格が高騰する。



製造物の原価が上がる。



商品価格に上乗せされる。



おまけに消費税が上がる。



増税分が商品価格に上乗せされる。



さてさて。

景気は本当に回復するのかな?


物の価格が上がってインフレになったとして、
企業は果たして人件費を上げてくれるだろうか?

インフレの正体が「円安による資源価格高騰分の上乗せ」と、
「消費増税分の上乗せ」というオチではないのか?

そうだとすると、アベノミクスの本質は「消費税を上げる」ための名目に過ぎなかったいう笑えない話になる。


物価が下落し、所得も下落する → デフレーション



物価が上昇し、所得も上昇する → インフレーション


ならいいけど、


物価が上昇し、所得は下落する
    → スタグフレーション


結果的に、スタグフレーションになりそうな気がするのは私だけだろうか?


企業側は、金融緩和はいつまでも続かない一時的な刺激策だと考えれば、
人件費を上げずに内部留保にまわすだけの結果になるのではないのか?


金融緩和をやめる



水面(株価)が下がる



人件費が横ばいまたは下がる



でも、消費税率は下げずにそのまま

(かつてデフレになっても消費税は下がらなかったことは承知のとおり)



増税を嫌がる富裕層は海外へ逃げ出す


納税者が減る



残った納税者で税金を負担する



残った納税者の負担が増える
 



これ、最後どうやって終わらせるつもりなんだろう?



※殴り書き失礼しました。

私はマクロ型のトレーダーではないから突っ込みは入れないように
...

モニター画面の外もきちんと見ないと感覚がおかしくなりますね。

なお、上昇方向に確信が持てず、両建てポジション
を組んだものの、12月限の85プットを大量ロスカットしたのはここだけの話...

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