花壇に咲く花は良く手入れされていて非常に整っている。

いつも誰かが気にかけていて、水を上げたり、肥料を上げたり、大きさを揃えたり
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いわば人工的な美しさだ。


これに対して、野山や道端にはひっそりと咲く花がある。

誰からも見向きもされず、誰かが気づいてくれるのをじっと待ち続けている。

目を閉じてみると、ひっそりと
彼女たちの吐息が伝わってくる。

いわば人知れず咲く花だ。



どちらにも「美」は存在する。



一方は「華やかさ」の美、

他方は「切なさ」の美。



どちらがいいとか悪いとかではない、

これは美意識の問題だ。


私は後者が好きだ。

地味で、控えめで、何も言わず
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人知れず咲く花はミステリアスでどこか美しい
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