柱の裏の落書き

ひまつぶしにぶつぶつ書いてみる

ファクトデータの著作権について考える ~株価データを事例として~


昨年の秋から、同級生エンジニアのT君と一緒に株式シミュレーションソフトのwebプログラム開発を行っている。

Twebスクレイピングでデータを高速収集するところまでできたよ」

私「取り込んだデータをサーバー上で自動計算させておいて、計算結果を瞬時に返したい」

T「ひとつだけ確認なんだけど、これ業務で使うんじゃなくて外部公開するんだっけ?」

私「そうだよ、市場参加者が増えたら出来高が増えるし流動性も上がる。いいことじゃん」

T「うーん、株価データって著作権ないのかな?」

私「株価ってファクトデータだよ。著作権なんてないだろ」

T「ファクトデータでも誰かが情報を収集して整理して公開してるわけでしょ?ボランティアでやってるわけじゃないんだからさ。そうなると、彼らの給料はどこから発生しているんだろう?いや、仮にだよ、人がわざわざ手作業でやっていないとしても、サーバーに情報を蓄積するプログラムが動いてるわけでしょ?プログラムには開発費もかかっているだろうし、これだけのプログラムを動かすには莫大なサーバー代がかかるでしょ?サーバー代は誰が払ってるんだろう?その費用はどうやって捻出しているんだろう?」


私「もういい、わかったよ
......」


この2ヶ月間、いろんな人を巻き込んで可能なかぎり調べてみた


話が長くなるので結論先行で言えば、この行為は大いに「問題有」だ。


私と同じように株価データや為替データでもいい、気象データ、視聴率のデータ、なんでもいい。
外部にファクトデータの公開を考えている方がいたら、ぜひご一読いただければと思う。


*****



まず、この問題を考える大前提として、「『著作権法』とは何か」を考える必要がある。


著作権法とは、
 

著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、著作の保護を目的とする法律
 

出典:「ASCII.jpデジタル用語辞典『著作権法』」より


のことをいう。

著作権は知的財産法に分類されており、アイデア、表現、業務上の信用等に係る知的財産を考案した創作者の権利を保護し、それを一定期間排他的・独占的に利用する権利を与えることによって、産業の発達または文化の発展に寄与することを目的とした法律である。


ただ、この権利が認められてしまうと、今度は独占禁止法に抵触するのではないかという疑問が生じる。

独占を保護し、競争者を排除する手段を採用する知的財産法と、独占を排除し競争を保護する手段を採用する独禁法は対立し、トレードオフの関係になっているではないか、と。


独占禁止法とは、

企業間の公正、自由な競争を確保することで、資本主義の市場経済の健全な発達を促進することを目的としている法律
 

出典:「ASCII.jpデジタル用語辞典『独占禁止法』」より


のことをいう。



両法は一見すると相対立する関係のように思うのだが、詳しく調べてみると、著作権法(知的財産法)による独占の保護は特定知的財産の独占の保護であって、独禁法が問題とする市場の独占の保護とは異なっていることがわかる。

さらに、知的財産法による独占の保護は、それによって知的財産の創出や利用の競争を促進する効果をもたらすとも考えられている。

なぜならば、知的財産法による知的財産に対する独占の保護がなければ、不当な模倣やただ乗りを容易に生み出し、知的財産の創出の意欲を低下させるし、知的財産を安心して利用に供する意欲をも低下させてしまうおそれがあるからだ。

この意味では、知的財産法と独禁法は、相互補完の関係にあるとする見方もできる。

近年では、このような考え方が有力とされているようだ。

では、独禁法には抵触しないという考え方を採用して、著作権の保護される範囲はどこまでを指すのだろうか?


著作権法によれば、

思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの

(著作権法「
2条第1項第1」)より


と定義されている。


上記の文言を文字通り解釈する限り、ファクトデータはあくまでも事実を羅列した情報の集合体にすぎないわけだから、著作物の要件には該当しないように思うのだが...
 

*****


さて、以上を踏まえつつ...

東証のホームページを閲覧したところ、以下のような説明書きがあった。


TSE

相場報道システムから直接情報を取得する場合は、東証と「情報提供・使用許諾契約」の締結が必要となります。

また、相場報道システムから直接情報の取得を行わない場合でも、取得した情報を第三者に提供する場合は同様に東証と「情報提供・使用許諾契約」の締結が必要となります。(情報ベンダー等から取得した情報を東証の許可なく第三者に提供することはできません。)

出典:「東京証券取引所ホームページ『相場報道システム-MAINS』」より


上記の文言を読む限り、株価データを配信している東京証券取引所では、無断で株価データを利用する者たちは、単にフリーライド(ただ乗り)しているにすぎないとの考え方に立っていることがわかる。

すなわち、正規の契約業者は市場開拓のための投資やさまざまな顧客サービスを提供しているが、株価データを無断で公開する者たちはそうしたコストを負担せず、フリーライドしているという主張である。


昨年末、東証の役員の方と話をする機会があったので、それとなく尋ねてみた。

私「いつもお世話になります。このたび、個人投資家向けにソフトウェアを作成しようと思うんですよ。株価データってダウンロードしても、著作権上問題はないですよね?」

役「ええ、問題ないですよ。個人投資家の皆さんも当社のホームページ
からダウンロードして使っていますからね。どんどん使ってください!」

私「
...!?

(一瞬、自分の耳を疑った。どうやら、私の聞き方が良くなかったようだ
...

私「えーと、業務で使っていたソフトの仕様書を誰でも簡単に使えるような形にして、web上に外部公開すれば、いろんな投資家の方に使ってもらえると思うんですよ」

役「個人利用なら問題ないですけど、それは恐らく規約違反に当たると思います。ちょっと営業担当者に聞いてみますね」

営「あー、それだと完全にアウトですね
...」

私「ですよね
...」

やはりダメだった
orz...


web
上に公開するためには、個別に東証と「データ配信契約」を結ばなければならないらしい。


つまり、「ファクトデータは事実を羅列したものであり、一見すれば創作性が無いように見えるが、合法的に外部に公開するためには、データの提供元にデータ配信料を支払う必要がある」ということになる。

おそらく、株価データの著作権を主張する根拠は、ファクトデータの分類に創作性が認められているということなのだろう(参考:財団法人データベースセンター「データベースの法的保護について」)。

これは、大阪証券取引所も東証と同様の立場をとっているようだ。

当社では大阪取引所市場情報をご利用いただくために、リアルタイムでの上場銘柄の四本値、売買高等の情報提供サービスを有料で行っております。

当社の相場情報システムから配信される情報及びその編集・加工情報を取得するには、当社が定める接続仕様に従い直接データ取得を行う方法(直結利用)と直結利用する情報利用者から情報を取得する方法(再直結利用)があり、どちらの場合も当社と情報利用に関する契約を締結していただく必要があります。

出典:「大阪証券取引所ホームページ『市場情報提供サービス』」より 


なお、個人投資家御用達の「Yahoo!ファイナンス」のサイトにも以下のような記載があった。

Yahoo!ファイナンスのホームページに記載されている内容の著作権は、ヤフー株式会社及び情報提供者に帰属します。当該掲載情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。

出典:
Yahoo!ファイナンス「免責事項」より


上記の文言を読む限り、「Yahoo!ファイナンス」は情報の二次提供者に該当し、一次提供者の著作権も含め、包括的に保護しているという解釈になる。そのため、上記のようなサイトからダウンロードした情報をうっかり外部に公開してしまうと、一次データ配信者(この場合は東証)からも訴えられるというリーガルリスク(訴訟リスク)が生じることになる。

株価データの二次提供者としては、QUICK、ブルームバーグ、ロイターなどが有名だ。いずれも営業担当者に連絡をとったところ、一次データ配信者の「データ配信契約」を包括した契約が必要であるとの回答があった。



さらには、日経平均株価を算出している日本経済新聞社も日経平均株価の著作権を主張しているようだ。

日経平均株価には著作権があります。

日本経済新聞社は日経平均株価(日経平均、日経225)、日経300など株価指数の著作権を保有しています。日経平均は日本経済新聞社が設定した独自のルールによって採用銘柄を選定し、指数委員会を設けるなどして管理・運営しています。

出典:日本経済新聞社ホームページ「日経平均株価の著作権」より


これは、日経平均の株価指数と同じ値動きをする金融商品(インデックスファンド)の組成を行う際に、名称や算出方法などの利用許諾が必要になるのだそうだ。


*****


さて、ここでデータを外部公開するためには、一般的にどういった方法があるのか。
また、その方法が著作権に抵触するか否かについて考えてみたい。

外部公開するためには、大きくわけて以下の3通りの方法が考えられる。



1. 取引所と配信会社からデータを直接購入して公開する

2. Yahoo!ファイナンス等の配信サイトからの株価データをユーザーのローカルにダウンロードする。つまり、「ダウンロードサポートツール」としてサービスを提供する

3.
Yahoo!ファイナンス等の配信サイトから株価データをサーバー上にダウンロードし、計算済みデータをサーバー上に蓄積させ、計算結果をユーザーに配信する。つまり、「株価データ配信ツール」としてサービスを提供する


まず、

1. 取引所と配信会社からデータを直接購入して公開する

これが正攻法に当たる。完全に自前でサービスを提供するにはこの方法しか存在しない。

→ただし、料金表を見る限り、金額的に趣味でできるレベルでないので、これは一般人にはハードルが高いと思う。

ということで、次。

2. Yahoo!ファイナンス等の配信サイトからの株価データをユーザーのローカルにダウンロードする。つまり、「ダウンロードサポートツール」としてサービスを提供する

ベクター」や「窓の杜」などで配布されているスクリーニングツールは、(有償無償問わず)この方法を使ってユーザー向けにサービスを提供している。自前のサーバーを使って計算させるのではなく、ユーザーのローカルへのダウンロードをサポートするためのツールを提供する。つまり、個人利用のサポートをしているだけだから著作権法上は全く問題ないことになる(
YouTubeやニコニコ動画のダウンロード支援ツールが量販店でも販売されているのを見たことがあると思う)。この利用方法であれば、楽天証券の「マーケットスピード」や岡三オンライン証券の「RSSからの配信データを利用してサービスを提供する方法も考えられる。この方法は合法である。


⇒デメリットとしては、データ量が大きすぎるとダウンロードと計算速度に膨大な時間がかかり、ユーザーに多大なストレスがかかる。

3. Yahoo!ファイナンス等の配信サイトから株価データをサーバー上にダウンロードし、計算済みデータをサーバー上に蓄積させ、計算結果をユーザーに配信する。つまり、「株価データ配信ツール」としてサービスを提供する

この方法を使えば、データ取得料金がかからないので無料である。また、取り込んだ株価データをサーバー上で自動計算まで済ませておけるので、ユーザーへ瞬時に計算結果を返せるというメリットがある。

→先述したとおり、データ配信料を払わずに無断で外部公開を行うため、現行法上、著作権に抵触する可能性が高い(
可能性が高いという表現を使った理由は後述する)。なお、会員サイトで公開範囲を限定する行為も、不特定の第三者に対して公開するという解釈になるとみなされ、NGとの回答有り(個人利用の範囲内であればOKとのこと)。また、不特定の第三者であっても、例外として、社内LAN、学内LANで共有する行為はOKとのこと(参考:「技術も変われば法律も変わる・・・べき?」)。

本当はこれをやりたいんだけどな...


※余談だが、当初は統計ソフト「
R」とJavaScript」をサーバー上で連結してデータ計算を行う構想だったのだが、エンジニアから連絡があった。「この仕様だと計算が終わる前に日が暮れてしまう」と。結局、現段階では、ひとまず3.の方法を使って「PHP」によるwebスクレイピングにシステムの仕様を切り替えて開発を進めている(ゆえに外部公開は保留中)。


*****

スマートフォンの普及に伴い、
web上から効率的にHTMLデータを収集・加工してエンドユーザーに提供する「キュレーションサイト(まとめサイト)」が爆発的に普及したが、その裏ではたびたび著作権の問題が取り沙汰されている(参考:「SmartNewsは違法アプリ?ニュースアプリの仕様と著作権の関係」)。


web-scraping-services

参考サイトを見るかぎり、上記2.を採用すると、「速度」の問題がクリアできないが、上述したとおり、著作権法上は合法行為である。

一方、上記3.を採用すると、「ダウンロード時間」と「計算速度」の問題は解決できるが、現行法上、著作権に抵触する可能性が極めて高い。バレないから大丈夫だって?いやいや、ハッカー精神旺盛なネットユーザーを舐めるなよ(笑)。

HTTPプロキシツールを使えば、流れてくるデータリクエストを横取りして配信元サーバーを逆探知することができるので、ネット上での違法配信はまずバレると思ったほうがいいだろう(この技術を活用した代表例としてはアクセス解析ツールが挙げられる)。


ただし、3.を採用した場合、現行法上の抜け道としては、「『キャッシュサーバー』や『検索エンジン』」と認められれば」外部へのデータ配信はOKとなるのだそうだ。

スクリーニングサイト(計算サイト)は「検索エンジン」として認識させるのは少し無理があるが、「キャッシュサーバー」として一時保存だけしておいて、過去データをどんどん消していけば問題ないことになる。この方法であれば、合法かつダウンロード時間と計算速度の問題も解消できそうだ。


これは名案だ


ところが...


東証のホームページを調べたところ、以下のような記載があった。

当ページに掲載される内容の著作権は、当取引所およびその情報提供元にあります。

情報は、利用者ご自身のためにのみ利用するものとし、第三者または情報を閲覧している端末機以外の媒体への提供目的で加工、再利用および再配信することを固く禁じます。また、情報の蓄積、編集および加工等を禁じます。

出典:「東京証券取引所ホームページ『免責事項のご注意』」より


すでに、先手を打たれていた
orz...

これで、キャッシュサーバー利用も
NGということになる。



上記では、外部公開の方法を大きく3つにわけて考えたが、実はもう1つ方法を考えた

ようするに、ここでは3.の方法が合法的に使えれば問題ないわけだ。


4. 3.の方法でサービスを作り、1.のデータ配信・使用許諾者に親会社になってもらう

どういう事か簡単に説明すると、まず法人を作り、作成したプログラムの所有権を法人に譲渡する。次に、1.のデータ配信・使用許諾者に③株式の51%
以上を譲渡する。これにより、④子会社としてデータ配信を行う。もしくは、ジョイントベンチャーとして配信会社を作る方法も考えられる。

この方法であれば、合法的にデータ配信を行うことができるのではなかろうか。

いや、厳密にいえば、白に近いグレーゾーンと言うべきなのだろうか。

東証やQUICKの方に話したところ、呆れながら言われた。

「システムごと証券会社に売却して、エンドユーザーになればいいではないか」、と(笑)

なるほど、選択肢がひとつ増えた。


5. システムごと証券会社に譲渡し、サービス提供者になってもらう



ちなみに、知財関係の弁護士さんに判例を調べてもらったところ、「株価データの著作権」を巡って裁判に発展したケースは、存在しなかったとの報告があった。

おそらく、裁判を起こしたところで費用倒れになることが明らかだからだろう(配信日時まで遡って損害賠償を請求される可能性はないのだろうか?)。

とはいえ、データ配信元から訴えられないからといって公開してしまうのは問題行為であることには変わりはない(厳密には、判例がないので合法か違法かはわからない)。

著作権法では、出所元(この場合は配信元)を明らかにすることによって、引用としてデータを公開する方法もあるが、データベースの一部利用がどこまで適法と認められるかについては、判断が極めて難しいとの回答だった。


現在、東証と直接データ配信の契約をしているベンダーの「一覧リスト」があった。

さすがに、個人契約は一件もないようだ
...

なお、ページの最下部に、とてつもない注意書きを見つけた。

(注)上記各社は、株価情報を始めとした市場情報の配信について東証と正規の契約を締結している会社ですが、各社が行っている情報提供は、それぞれの会社の責任において行っているものであり、それらの情報の正確性を東証が保証しているものではありませんので、ご留意下さい。
また、上記各社以外は、東証と正規の契約をしていない可能性がありますので、情報取得時には株価情報等の取得方法や正規の契約の有無についてご確認ください

出典:「東京証券取引所ホームページ「東証相場情報提供サイト等」より


どうやら、自分たちで配信者に確認をとっていないようだ(笑)


また、ここでは触れなかったが、為替データの外部公開を行う際も、株価データ同様に著作権法上の注意が必要だ。

ただし、為替データもファクトデータではあるが、株価データと違い、配信会社によって提示レートが異なる(いわゆる一物一価ではない)。

そのため、どこかのデータ配信会社と外部公開のための利用許諾契約を結ぶか、あるいは提示レートのカバー先である銀行等の金融機関と直接、利用許諾契約を結ぶ方法が考えられる。


インターネットはそもそも国境の概念が存在しないバーチャル空間のため、「公開」という行為が全世界に対して行われることになる。

そのため、日本国内の著作権法のみならず、国際条約でも保護対象とされていると考えるべきであろう。

ゆえに、サーバーの設置国を海外に移転したとしても、保護対象の適用外に当たるとは安易に考えないほうがよいだろう。


現状を考えると、私が理想とするサービスを合法かつ無償提供するためには、参入障壁がかなり高いといわざるを得ない(ビジネスモデルとしては広告費によって収益化を行い、サーバー代等の運営コストを捻出しようと考えている)。

この案件、公開できるかどうかわからないが、せっかく調べたことだし、どなたかのお役に立てればと思い、投稿することにした。

最後に、ご丁寧に対応してくださった東京証券取引所およびデータ配信会社各社の皆さま、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m


*****


以上をまとめると、「株価データの著作権は配信元である証券取引所によって保護されていると考えられる。さらに、データを外部に公開するためには、個別にデータ配信契約を結ぶ必要がある」といえるだろう。

いちおうの調査結果としては、以下のとおりである。

1. 取引所と配信会社からデータを直接購入して公開する
⇒ 白

2. Yahoo!ファイナンス等の配信サイトからの株価データをユーザーのローカルにダウンロードする。つまり、「ダウンロードサポートツール」としてサービスを提供する
⇒ 白

3. 
Yahoo!ファイナンス等の配信サイトから株価データをサーバー上にダウンロードし、計算済みデータをサーバー上に蓄積させ、計算結果をユーザーに配信する。つまり、「株価データ配信ツール」としてサービスを提供する
⇒ 黒(ただし判例がない)

4. 3.の方法でサービスを作り、1.のデータ配信・使用許諾者に親会社になってもらう
⇒ 白に近いグレーゾーン

5. システムごと証券会社に譲渡し、サービス提供者になってもらう

⇒ 白

※ファクトデータの外部公開についての最終的な判断は、弁護士等の有識者にご相談ください。


一般的には、データ配信契約は、契約者だけが独占的に外部に公開できる権利ではあるが、場合によっては資金力が十分でない個人投資家や中小ベンダーにとっては創出したユニークなアイデアを公開するための参入障壁ともなり、自由で公正であるべき競争を阻害されてしまうおそれがあるとも考えられる。


もっとも、データ配信者としては、契約に基づき排他独占権を付与されたファクトデータが、第三者によるフリーライド(ただ乗り)によって無断で公開され、それも安価や無償利用の形で行われると、データ配信料金に値崩れが生じてしまい、安定したシステムの維持やサービスの充実化といったデータ配信契約そのものの意図が阻害されることになってしまう。


たしかに、データ配信者が営業努力や充実したサービスを行っていることを考慮したうえで、著作権を主張し、高価格政策をとることには合理性があると考えられる。なぜならば、データの無断利用を安易に認めてしまうことは、正規契約者の営業努力に第三者がフリーライド(ただ乗り)しているとの批判も十分検討する余地があるからだ。


しかしながら、無断利用そのものを厳格に禁止し過ぎてしまうと、データ配信者にとっては不当な利潤の増加につながるおそれがあり、エンドユーザーである個人投資家やプロップトレーダーにとってはスクリーニングツールなどの商品選択の余地が限られてしまうこと、かつ気軽に利用する機会が奪われることになってしまうため、自由競争の下にファクトデータの利用が柔軟に行われることも合理性があると考えられる。

ファクトデータの利用は、「著作権を主張するデータ配信者や正規契約をしている契約ベンダー」にも言い分があるし、「データを使ってサービスを外部公開したい投資家やアイデアが豊富な中小ベンダー」にも言い分がある。どちらの意見も一理あると思う。

金融マーケットの世界、ひいては資本主義の世界は、個人の意欲や才覚の違いによって「結果の平等」が実現されない極めてシビアな世界ではあるが、少なくとも、すべての市場参加者の競争条件を対等とした上で、「機会の平等」のもとに、自由で公正な利益獲得競争が行われるべき、と個人的には思う。

上述したように、ファクトデータの著作権をめぐっては、一方においては、データを配信する側である供給元に対してはデータを構築してきた経営努力を正当に評価することが求められるが、他方においては、自由競争の下にデータベースの一部利用にかぎり公開を許可する等、サービスの提供が柔軟に行われ、エンドユーザーの多様なニーズの確保が望まれるところである。


この問題を解決するための良いアイデアはないだろうか...

せっかくいい感じで途中まで作ったのにな......


(参考: 著作権なるほど質問箱「著作権制度の概要」)

(参考:「SmartNewsは違法アプリ?ニュースアプリの仕様と著作権の関係」)
(参考:「技術も変われば法律も変わる・・・べき?」)
(参考: 財団法人データベースセンター「データベースの法的保護について」)
(参考: 白石忠志()「独禁法講義【第7版】」, 有斐閣, 2014年)
(参考: 土田和博(著), 栗田誠(著), 東條吉純(著), 武田邦宣(著)「条文から学ぶ独占禁止法」有斐閣 ,2014年)
(参考: 金井 貴嗣 (編集), 川濵 昇 (編集), 泉水 文雄 (編集)「独占禁止法【第4版】」,弘文堂,2013年)
(参考: 渡辺 智暁, 野口 祐子「オープンアクセスの法的課題 : ライセンスとその標準化・互換性を中心に(<特集>オープンアクセス情報の科学と技術 60(4), pp.151-155, 2010年)

ペアトレードブログ


以前まとめていたペアトレードブログですが、ニフティ提供のココログは1年以上更新しないと自動的に削除されてしまうとのことです。

そこで、時間を見つけて少しずつライブドアブログに移行して行きます。

今までアクセスいただいた皆さま、大変お手数ですがブックマークの再登録をお願いいたします。
 

URL http://yudy-pon.cocolog-nifty.com/blog/

URL http://pair-trade.blog.jp/


以前のブログではメモのように走り書きしたので、新ブログは加筆修正等含め、丁寧に書き直します。

以前のブログでは用語がサヤ取り・ペアトレード・ロングショート・レラティブバリューなど用語に統一性がなかったため、新ブログは全てペアトレードの名称で統一します。

以前のブログでは指数連動型をメインにまとめたので、新ブログでは銘柄選択を【単純比較型相対価値分析】・【指数連動型相対価値分析】を並列してまとめて行く予定です。

タイムラインを合わせるため、日付・時間は適当に変えて行きます。
 

よろしくどうぞ~♪ 

偶発的事象の連続


先日、久しぶりにランチミーティングに参加した。

「金融緩和は継続するのか?」という話題だった。

私たちがどれだけ難しい議論をしたところで、

結局のところ、政府公認の相場操縦に翻弄されるだけなのだが
...



相場センスのまったくない私は、どちらに転んでもいいようにロングストラドルとストラングルをいくつか組んでいた。

おかげで、コールポジション側が場外ホームラン級のリターンとなった。

相変わらず、運だけはいいようだ。

運だけは
...w


今回は、市場参加者やエコノミストの多くは、追加緩和は終了するものと見ていた。

その理由は、アメリカが量的金融緩和の終了を決めたからだ。

ところが、日銀の黒田総裁は市場の意表をついて追加刺激策を発表した。

アメリカの政策の真逆をやったわけだ。

さすがは元為替マフィア、黒田総裁の面目躍如だ。

これには正直驚いた!

(私は暴落すると思っていたが、思惑とは逆に暴騰して結果オーライ...)


需要と供給で考えれば、

 

************************

米国 → 引締め政策

日本 → 緩和政策

************************

となるから、相対的に「米ドル」に比べて「日本円」の量が増えることになる。

ゆえに、米ドルは上昇し、日本円は下落した。

円安相場の到来だ!

(セイフハイツマデゴマカセルノカナ...)

10月にヘッジファンド勢は日本株を3兆円超の空売りをしていたと観測されており、想定外の事態に慌てて買戻しに入り、日経平均は暴騰し、前日より75556銭高の16,41376銭で取引を終えた。




この出来事に直面し、ナシーム・タレブ氏の「まぐれ」の話を思い出した。


あるときミーティングで、株式市場はどうなるのかと聞かれた。ちょっと芝居がかって答えた。

「来週、株式市場は
7割の確率で上昇すると思う」

「でも、ナシーム。君はさっき
S&P500株を大量に空売りしたって言ってたよね?市場が下がるほうに賭けてるってことだろ?意見が変わったのはどうしてだ?」

「ぼくは意見を変えてなんていないよ!。自分の賭けにとても自信があるんだ。 (聴衆笑う) 実のところもっと売りたいと思っているんだよ!」

その場にいた他の社員たちは完全に混乱したみたいだった。

「君はブルなの、それともベアなの?」

相手のストラテジストにそう聞かれた。

「ブルだとかベアだとかなんて、純粋に動物学の話をしているのでなければなんのことかわからない」

市場は上昇する可能性が高い(「私はブルだ」)けれど、空売りするほうがいい(「ベアだ」)と思っていた。というのは、下がった場合、大幅な下落になる可能性があるからだった。

ナシーム・ニコラス・タレブ「まぐれ~投資家はなぜ運と実力を勘違いするのか~」
より 


タレブは70%の確率で市場は上昇すると思っているが、上昇しても小幅な上昇にとどまるという。

仮に
1%の上昇があるとすると、期待値は「70 × 1 0.7%」である。

反対に、市場が下落する確率は
30%程度しかないと見ているが、下落したら大幅な下落になるという。

仮に
10%の暴落になる可能性があるとすると、期待値は「30 × -30% -3%」となる。

ゆえに、来週の市場リターンの期待収益率は「
0.7 -3% -2.3%

だから、タレブは
S&P500株を大量に空売りしたという理屈だ。

私は裁定取引のようなシステムトレードをメインにしているので、
正直言って裁量トレードは下手くそだ。

ただ、トレードは勝つときに大きく勝てばよいのだと思う。

「トレードに勝率は関係ない」、
この考え方は昔から変わらない。


たとえば、
1,000円の利益を1,000回繰り返しても、トータルのリターンは100万円にすぎない。

そこから手数料や税金を考慮すると、費用対効果で考えれば「
100勝すること」は、あまり合理的な賭けとは言えないだろう。

たとえば、
100銘柄中、99銘柄はロスカットして1,000万円の損失が出たと仮定してみよう。

しかし、残りの
1銘柄だけは利益が上がり続け、最終的に10億円の含み益を得たままトレーダーは年度末決算を迎えたとする(実際にはすべて手仕舞いさせられるだろうが)。

この場合、約定照会画面で「売買の実現ベース」だけで見れば、「
99連敗・1,000万円の損失」となる。

その一方、「損益」を見れば「
10億円の含み益」となる。

果たして、このトレーダーは負けたことになるのだろうか?

あなたがマネージャーの立場であれば、このトレーダーを解雇するだろうか?

私なら、来年も継続雇用すると判断するだろうと思う。


いつもまぐれまぐれとバカにされる私だが、トレードに勝率は関係ないと思うのだ!

どうだろうか?


客観に基づく「事実」は
1つしか存在しないが、

主観に基づく「真実」は人間の数だけ存在する。

資本主義の世界では、「真実」はともかく、

数字という「事実」に基づいて私たちは評価される。

結果論の「事実」と、
「真実」は完全に一致するものではない。

人間の数だけ「真実」が存在するからだ。

もっとも、
「真実」の総和による合成期待値によって「事実」が形成されるわけだが...


マスコミの偏向報道、ネット上の風説の流布
...


「真実」はときに脚色され、
嘘と欺瞞に満ち溢れたものになる。

ただ、「事実」を味方にするためには、
多くの「真実」から正しいと思うものを選択し続けなければならない。

正しいと思うものを選択し続けるためには、
時には「情緒」も必要なのだと思う。

現実社会とは、実にシビアな世界なのだ。


タレブは、人生は一度しかないので、
確率論で考えればサンプル数が少なすぎるため、成功は「まぐれ」という偶発的な事象に左右されると論じている。


その意味で、「
人生は偶発的事象の連続にすぎない」と思う。

のんびりと流し読みしていたら、
132ページに思わずハッとする言葉が載っていた。


「歪みに賭ける」



確率論で考えれば、
永遠に勝ち続けることができるトレーダーなど存在しない。

「トレードに勝率は関係ない」、勝つときに大きく勝てばよいのだ。


トレードの本質は、「取引回数」ではなく、「適切な投下資金のバランス」を考えること。

ツキがある時は多めに、そうでない時は控え目... 




「エイヤ!」



......いざという時は、
ブラックスワンをうまく利用するのだ!



私の意図が伝わっただろうか?



(参考:アベノミクス最後の賭け 日銀が予想外の追加緩和に円安・株高進む
(参考:日銀、なぜ“予想外”追加金融緩和?消費増税で急激な経済悪化、政府に投げられたボール
(参考:追加金融緩和サプライズで「出口なき日銀」
参考:ナシーム・ニコラス・タレブ「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」ダイアモンド社,2008
参考:広木隆「9割の負け組から脱出する投資の思考法」講談社,2013年)
参考:安間伸「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ錬金術入門篇」東洋経済新報社,2005年)

ブログを引っ越しました。


ブログを引っ越しました。

profile

独自ドメイン含め、やたらブログを開設しまくった時期がありまして、この機会に1つにまとめようかと思います(アクセス数ほとんどないのにサーバー代だけ払い続けるのももったいないので...

また、過去に書いた記事で残しておきたいものは少しずつ移行して行こうと思います(リンク先とか張り替えるの面倒くさいので、適当に空き時間見つけてやります)。

ココログは1年間更新しないと削除されてしまうようなので、ホームページができるまで別の用途でメモ代わりに使っております。
→ http://yudy-pon.cocolog-nifty.com/blog/


友人からアメブロの利用を強く勧められましたが、私にはインターフェイスがちょっと華やかすぎるので、「シンプルなインターフェイス」と「簡単に更新できそうなCMS」という条件でライブドアブログを選びました。

ライブドアのCMSなかなか使いやすいですね

(マワシモノデハアリマセン...)


情報発信はフェイスブックでもツイッターでも良かったのですが、昨年からやってみてわかったのは、

**************************************
フェイスブック → ほとんどスルーされる
ツイッター   →140文字しか入力できない
**************************************

というのが理由として挙げられます


かつて記事にも書きましたが、

いつの時代も「柱の裏の落書き」には、人間の本能が持つ、何とも言えないもどかしさがあります。

**************************************
「自己満足として出来事を記録する」

建前

「誰かに気付いて読んで欲しい」

本音
**************************************

こうして考えてみると、「ブログ」とは、ある種の自己承認欲求や自己顕示欲求を過剰に求める露出狂たちが、世界に向けて自らの自慰行為を発信するための高尚なツールであり、ヒマ人たちの努力の結晶であると言えるでしょう。

「私は毎日日記を更新しています。自己満足で書いています」

嘘でしょそれならシステム手帳でいいじゃないですか(笑)

もぉー、強がっちゃってー

何というか、人前では「黙ってオレについて来い」と女性を強引にリードする男性が、ベッドの上では一転して赤ちゃん言葉に変わるみたいな感じでしょうか(笑)

バブバブ~、私のことではありません...。

公開している情報は誰かに読んで欲しいんですよ、きっと。

私は、「本音」と「建前」の間に存在する行間、この有機質な空気感が何とも人間らしくて好きです。

こういった、「何かを残そうとする人間の本能」があってこそ、私たちは過去の人々が残してくれた記録を編纂し、歴史を顧みることができるのですから。


私はあまり「裏表ある人間」ではないと自覚していますが、ネット上というのは、ある意味で自分を実体の何倍も大きく演じることもできてしまう世界なので、なるべく飾らずに、素の自分を書いて行こうと思います。

いや、違うな。

「裏表はあるものの、裏の部分と表の部分をいちいち説明する人間」といったほうが正確かもしれません。

話が長いとよく言われます(笑)

なお、私の記事は「下ネタ」も多数登場しますが、思考を柔軟化させる上で私にとっては絶対に欠かせない芸当なので、寛大に受け止めていただければ幸いです。


多くの方々の自慰行為を鑑賞しつつも、私も自慰行為を楽しんで行きたいと思います

ほとんど更新しないと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。 


※2006年とか、昔の記事にもソーシャルボタンついてますが、デフォルトの仕様です。
この時期から付けてる方いたら先見の明ありすぎですw 

※私の友人で昔のブログURL知っている方いたらご連絡ください。
3つは発見しましたが、たしかネタ置き場がもう1つあったはず...

永久保有銘柄について考える

 

「ちょっとあなた!!、今あの娘のおっぱい見てたでしょ!?」

「見てただけ?まさか!?挟まれたらどうなるかムラムラしながら妄想してただけだよ!それに、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●(事情により自粛させていただく)」

「んまぁ呆れた、あなたってマジで最低だわ!」

「パチーン(
^c彡☆))Д´)」

「うぇーん
。・゚・(ノД`)・゚・。


男とは本当に身勝手な生き物であり、本命の恋人とうま~いこと交際しつつも、
スキあらばいろんな女性に手を出したくなるわけだ。

本当に困った生き物だと思う。



29-0007
出典:心理学ステーション~世界一セクシーに心理学を学べるサイト~


**************************************

1.【トレードと恋愛】
1-1. 本質は同じこと
1-2. キャッチアンドリリース
1-3. ダメンズ×トレーダー理論

2.【永久保有銘柄と結婚】

2-1. 投資と投機
2-2. 本質的価値とタイムディケイ
2-3. 永久保有銘柄の選択
2-4. 新たなサヤ取りマーケットの誕生

3.【奥さんと愛人】

3-1. 乗用車とスポーツカー
3-2. 投資の王道≪バリュー投資≫

4.【おわりに】


**************************************


1. 【トレードと恋愛】


1-1. 本質は同じこと

  

「生き物の特性的に、男というのは多くの遺伝子を残そうとする本能があります。それが色濃く出ているような人と出会った場合、彼女になんの不満がなくともTPOが揃えば浮気します。」

(出典:「
昼顔妻激増!アシュレイマディソンよりも断然会える不倫サイト 最新版」)

 

 「セックスで後悔したことは何か?」

米テキサス大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(
UCLA)が行った共同研究結果によれば、

男性は
「もっとたくさんの女性とセックスしておけばよかった」


女性は
「セックスを許す相手を間違えてしまった」


という違いが実証されたそうだ(参考:「ああ、しなきゃよかった…女性の一夜の過ちとは?」)。


男性は生まれ持った本能から、「少しでも多くの畑に種をばら蒔く」こと、

女性は「畑にどの種を蒔かせるか」ということが
DNAに深く刻み込まれているようだ。

 

セクハラは、「話し手の意志」ではなく、「受け手の感じ方」に依るものなので、このような性的表現は日本にいるとオフィスではもちろん飲み会でも、表だって言えない重~い空気があるが、私はこういった記事を読むたびに、


「これってトレーダーに必要とされる素質と本質的に全く同じではないか?」


と思うのだ。


たとえば、以下のようなケースを考えてみてほしい。


 

1)ある製薬会社が申請した新薬が認可されるかもしれない。あなたがトレーダーならどう行動するか?



この場合、多くのトレーダーは取引端末の前で発表の瞬間を今か今かと待ち構えるだろう。


新薬が「認可」ならば「買い上げ」、「不認可」ならば「空売り」。

これはまぁ多くのトレーダーがやること。

玄人になると、資金効率を最大限に活用するため、
現物ではなくオプション取引のロングストラドルポジションを前もって組んでおくケースが多いと思う。


 

オプション取引は値動きではなく、ボラティリティ(変動率)の売買が本質であるから、極論を言えば、上昇下落どちらの方向に動いてもかまわないわけだ。

上がるか下がるかわからないけど、いずれにしても発表直後は認可・不認可にかかわらず、まぁどっちかに「大きく」動くであろうことはわかる、と。

認可の場合は、期待感で買いが殺到するため「プット」ポジションをロスカットして資金を「コール」ポジションに乗せ換える。

不認可の場合は、失望売りが殺到するため「コール」ポジションをロスカットして資金を「プット」ポジションに乗せ換える。

利益がだいたいの目標値に到達したら他人に投げつけて自分だけさっさと逃げる。

このようなスピードが要求される取引では、あらかじめワンクリックで全ての想定される取引を円滑に執行できるように端末を設定しているトレーダーが多いことだろう。

これはリスクヘッジの手段の
1つだが、私たちトレーダーは損失を少しでも減らしつつ、利益は最大限に取りたいという何とも身勝手な生き物なのだ。



では、次のケース。



2
)競合するA社とB社が超巨大プロジェクトの発注を巡って入札が行われるらしい。あなたがトレーダーならどう行動するか?


この場合、多くのトレーダーは取引端末の前で入札発表の瞬間を今か今かと待ち構えるだろう。

A
社が「入札」ならば「A社買い上げ」、B社が「入札」ならば「B社買い上げ」。

入札できなかった会社はロスカット。

これはまぁ多くのトレーダーがやることかと思う。

玄人になると-これはひとつの例だが-、
AB社両方ともウワサの段階でランダムに買い持ちしておき、その後、「入札した会社を買い増し」、「入札できなかった会社をロスカット、ついでに空売り」といったポジションを取ることが考えられる。

あとは損小利大の追及、トレーリングストップでロスカットラインを少しずつスライドさせて利益確定の水準値を上げていく。




こんなかんじだろうか。

ついでに言うと、モニター画面を見ていると、
発表前になぜかどちらかの会社の株価が突然動き出すという大人の事情もあるようだが、これは私の目の錯覚だろうか(笑)

これもリスクヘッジの手段の
1つだが、私たちトレーダーは損失を少しでも減らしつつ、利益は最大限に取りたいという何とも身勝手な生き物なのだ。


以上のように、トレーダーというのは、男性の本能と同じで、
「あわよくばチャンスに乗っかって利益にあやかろう」と必死であるし(かわいいあの娘と楽しいことしたいよー)「万が一ミスった場合でも自分だけは何としてでも損失を回避しよう」と必死なわけだ(彼女と別れたくないよー)


お金欲しいけど、お金失うのはやだ。

浮気したいけどバレて怒られるのはやだ。

本質は同じ。ホントに身勝手な生き物だ
...


 

1-2. キャッチアンドリリース


終電過ぎに六本木や西麻布のクラブでお酒を飲みながら音楽を聴いていると、華麗なるナンパ師たちが獲物を求めてアクティブに活動している姿を見ることができる。

いやぁ、実に活き活きとしている(笑)

彼らを注意深く観察していると、非常に勉強になる。


①声をかけるときはさりげなく



②喰いついたら全エネルギーを集中させて口説きにかかる



Yes
→③へ 

No
→④へ

③朝まで思いっきり楽しんだらキレイに手仕舞い、その後リリース

④断られたらさっさとロスカットをして次の獲物を探す



セクハラオヤジと違ってネチネチしていないし、引き際も非常にスマートだ。

みなさんも銘柄や異性のストーカーにならないように気をつけてほしい。

ということで、トレーダーもナンパ師も高度なキャッチ&リリースの才能が要求されるわけだ。

ただ、注意しなければならないのは、
彼女たちは非常に流動性が高い銘柄のため、少し目を離すとすぐに逃げられてしまうからね...


 

1-3. ダメンズ×トレーダー理論



男女間の恋愛行動において、
二股、三股をかけるのはモラルとして良くないことは重々承知の上だが、トレードという行為においては、

1つのカゴに卵を盛るな

という有名な格言があるくらいだから、
浮気性のほうがトレーダーの素質があると思うのだ。

もっとも本命はおろそかにせずマメに面倒を見ること、
本命とはもちろん「資金管理」のことだ。


私は本能のままに生きる超絶ダメンズなので、
仕事用とは別に、女性を口説く用の名刺を持っていて、「これは!」と思った女性にさりげなく渡すことがある。

会社の受付のおネエさん、
デパートのエレベーターガールのおネエさん(日本語おかしい?)、銀行のカウンターのおネエさん、飲み屋のおネエさん、電車の車内販売のおネエさん、飛行機の機内のCAさん、とか。

どの種が芽を出すかわからないからとりあえず母数を上げていく。

私は決して超絶イケメンではないから、
確率論で言う「大数の法則」を利用するわけだ。

分子を上げるには分母を上げるのが
1番ということ♪


そして神様に祈る。聖人君子には程遠いけど
...

 

langlus
出典:種蒔く人(L'Angélus)Jean-François Millet



連絡なければさよーなら。



2. 【永久保有銘柄と結婚】



「どうして君は考古学者なんかと結婚したのかね?」

「だって考古学者なら、古いものほど価値を見出してくれるからよ!」

アガサ・クリスティ(イギリスの推理作家
18901976 

 

2-1. 投資と投機


「投資と投機の違いは何か
!?」という議論は、よくネット上でも見かけるのだが、

経済性質の観点から言えば、「リスクプレミアムの有無」にあると言えるだろう
(参考:「誤解に満ちた投資と投機」ホンネの投資教室)。

両者の違いを一言で表現すれば、『投機はゼロサムゲームであり、投資はプラスサムのゲームである』と言ったところか。


すなわち、「投機」は一夜限りの関係のように、愛のない快楽だけを求める割り切った遊び、「
終わったあとは何も残らない」、ティッシュにくるんでそのままゴミ箱にポイ。

その一方で、「投資」は将来の資本の増加を期待して現在の資本を注ぎこんで行くわけだから、「
時間の経過とともに愛を深めていく」結婚のようなものではないだろうか?

このように、結婚とは「
長い年月をかけてお互いの本質的価値を高め合う」行為であると同時に、マーケットで言えば「いい時も悪い時もあるけど、どんな局面でも協力しながら乗り越えてプラスサムを生み出す」という点においては、投資と本質は同じことだろう。


以上のことから、本当の永久保有銘柄を発掘したならば、分散投資なんかせずに一点集中投資をする、というのが理にかなっているのかもしれない。

維持費がバカにならないセフレポートフォリオを保有したり、愛人名義で所有している高額なポートフォリオ、―マンションや車
etc―、は将来どうせ返って来ないだろうし...


永久保有銘柄、か
...



2-2.
 本質的価値とタイムディケイ



冒頭のクリスティ女史の考古学の逸話を思い出してほしい。

彼女は「古いものほど価値を見出してくれるから」という理由で、
「考古学者」のパートナーを選んだ。

これは、投資の本質を鋭く突いている言葉だなぁとつくづく感心する。

オプション取引にタイムディケイという概念があるが、
先物マーケットでは毎月第2金曜日にSQと呼ばれる清算日が存在する。

清算日に価値のある証券は投資家に払い戻し、価値がなければ紙くずになる商品だ。

私も毎月第
2木曜日の1450分くらいにITM(インザマネー、払い戻しを受けられる基準価格に達した商品)になりそうな、またはギリギリ引っかかりそうなオプションを物色して買い持ちしている。

翌朝
920分くらいになると、指数を構成している全銘柄の始値が確定し速報値が発表されるので、文字通り一夜かぎりのお付き合いをさせていただいている。

当たるも八卦、当たらぬも八卦、究極のゼロサムゲームだ。

オプション商品は本来、少額な資金で膨大なポートフォリオのヘッジ機能を果たす保険商品として開発されたもの。ところが、商品特性を逆手に取った私のような短期トレーダーが、「プレミアムの売買」のみを投機目的としてトレードするようになったため、上記の説明は本来の使い方ではない。念のため。


timedecay
出典:『オプション倶楽部ホームページ


タイムディケイの概念をわかりやすく言うと、
人気アーティストのチケットは倍率も高く、オークション市場では売り出し価格の数倍~数十倍といった値段がつく。

この理由は「需要>供給」の図式になっているため、
限られた発行枚数に対して大勢のファンが高くても何とか手に入れようと必死になるためだ。

ところが、講演期日が近づくたびにチケットはファンの手元に渡っていく。

よって、需要は減り、反対に売れ余ったチケットが増えて行き、
次第に右肩下がりの「需要<供給」の図式になって行く。

その結果、当日売れ余ったチケットは驚くほど安く手に入れることができるようになる。

そして、売れ残ったチケットは紙くずになる。


これに対して、クリスティ女史は歳を重ねていく度に自分の本当の価値を「理解してくれる」男性を結婚相手に選んでいる。

経済性質の観点から言えば、時間の経過と共にリスクプレミアムを稼ぐことを期待し、
その対価として「考古学者」という銘柄を選択したわけだ。

経済合理的に、彼女は、年々積みあがって行く複利の超過リターン(インカムゲイン)を享受でき、投資の期待回収率は
100%を超えることになる。

めでたしめでたし、と。


 

2-3. 永久保有銘柄の選択


では、永久保有銘柄ってどんなものなのか?

これは私にとってもみなさんにとっても永遠のテーマだと思うのだが、
どのような属性からパートナー選択の最適化を図ればよいのだろうか?

私はまだ独身なので結婚というものがどういうものなのかエラそうに語れる立場ではないのだが
...

そもそも私は熱しやすく冷めやすいと言うか、
「恋愛感情が2週間以上続いたことがない」という典型的なダメンズなので結婚なんぞ想像したこともないのだが、周囲の方々の離婚率の高さを見るたびに、

結婚相手は永久保有銘柄を探すくらい難しい

と思うのだ。


先日、ラブフェミ論を読んでいて、

「恋愛や結婚のパートナーを選ぶ際に、もっと体や性欲の相性といった本能的基準を重視したほうが良い」

出典:『勝部元気のラブフェミ論~どうすれば浮気しない相手を選べるのか~


という記事があったが、これは読んでいてなるほどなぁと納得した。

hikaku

「男性の場合と同様、「経済力のある人」など、日本の女性は理性的な基準で相手を選ぶことが多いようですが、「性的幸福を満たし合う人」という視点でパートナー選びをしていない、ゆえにパートナーと恋やセックスを続けていけなくなる」


という論調なのだが、


たしかに、婚活パーティーとかに行くと、

①氏名、②生年月日、③学歴、④職歴、⑤年収、⑥趣味・性格、⑦離婚歴、等をプロフィールに書き込むわけだが、
男女ともに相手をスクリーニングする際、③④⑤を重視する傾向にあるように思う。

なお、プロフィールは自分を
異性に売り込むための営業資料であり、トラックレコード(過去データ)を眺めながら、将来の期待リターンとリスクの分析に用いられ、多くの投資家(異性)の目に晒されることになる。

就職活動のエントリーシートしかり、投資信託の営業資料しかり、本来であればフロントガラスの向こうに広がる景色を見ながら、それと同時に中身もしっかり確認しなければならないのだが、多くの人たちがバックミラーを見ながら車の運転をしようと躍起になる(バックミラーは多くの場合歪んでおり、トラックレコードは実態以上に良く見えてしまうのは気のせいだろうか)。


一方、繁華街にある雑居ビルのいかがわしいお店に行くと、

①ハンドルネーム、②デート予算、③目的、等をプロフィール欄に書き込む。

この③について言えば、だいたい
4択になっていて、

1)マジメなお友だち(2)食事(3)カラオケ(4)内緒な関係、みたいになっている。

私は一点の迷いなく(
4)に○をつけるわけだが(笑)、

マジメな話、永久保有銘柄選択の際にも、
上記の③④⑤に加えて「性的幸福を満たし合う人」という条件を付けくわえるべきではないか、と思ったわけだ。

一見すると、結婚は神聖な行為と考えられがちだが、私のような現実主義者からすると、

もともと人間の持つ獣的な属性を理性によって制御するために、社会契約によって無理やり神聖レベルに引き上げた制度

にすぎないと考えている。


結婚を「恋愛の延長線」と捉えるのか、
あるいは「恋愛とは別のもの」と捉えるのか?

それぞれ考え方は違うと思うけれども、
先に述べた「性的幸福」というスクリーニング機能の不在が、現在の日本の離婚率の高さを物語っているのではないかと感じるのだ。

皮肉にも、いかがわしいお店では「性欲処理の究極的合理化」が図られているのに対して、
永久保有銘柄探しでは、このような人間の本能に照らし合わせた抽出処理がスルーされてしまっている。

もっとも、日本には「恥」という伝統的な文化を大切にしているから、
「あまりこういうことは声を大にして言うべきではない」と子どもの頃から教育されることになる(日本人はやたらと世間体(ベンチマーク)を気にする方が多い)。

しかし、その一方で伝統が仇となって、
人間の本能を満たすための「体の相性」や「性的嗜好」等がミスマッチになってしまうという歪みが生じているように思う。

ここで私が言いたいのは、

この空洞化現象こそが、
離婚率上昇の最大の原因ではないかということ。


誤解しないでいただきたいのだが、
これは何も先に述べた「恥」という文化を壊すことではなく、むしろ向き合ってみるべきでは?ということだ。

恥を忍びつつも、恥と向き合いながら
...

理想的な社会を実現するためには、まずは最小単位のポートフォリオである「家庭」の不均衡バランスを解消することが緊急かつ重要な課題ではなかろうか。


以上のことから、

永久保有銘柄選択の条件式に、
学歴、職歴、年収、などの世間体のみならず、「性」というあまり表立っては言えないけれども非常に重要な条件を加えてみるとよいのかもしれない。



2-4. 新たなサヤ取りマーケットの誕生


さて、先の
2-3.で述べたように、世間体(ベンチマーク)を重視した永久銘柄選択をしているケースが多いことを問題提起したが、世間体を非常に重視している人間は、私の経験上、「承認欲求」や「虚栄心」が異常なまでに強い方が多いように見受けられる。

こういった夫婦にかぎって結婚してから我先にと銀行様の奴隷となり、見栄を張ってローン査定限度額ギリギリの高級マンションとかを購入するわけだ。

昨今、日本の離婚率が上昇傾向にあるが、不動産会社を経営されている方に聞いた話では、


財産分与の際、てっとり早く現金化したがる夫婦が多い



裁判になると時間と費用がかかるから穏便に離婚したい



共有財産をさっさと処分したい



かといって不動産は有価証券と違って流動性が大きくない(すぐに現金化できないという意味)



だから、「離婚」と「流動性がない財産」という両者の歪みの間に裁定機会が生じる



こっちの言い値があっさり通って二束三文で安く買い叩けることが多い


という猛烈なマネタイズフローならぬバーゲンハンティングフローを満面の笑みで語っていたのを思い出した。



rikonnritsu
出典:厚生労働省ホームページ


なんとも皮肉な話ではあるが、離婚率が増加するたびに、
築年数の浅い優良物件をバーゲンセールで買い取り、それっぽくプチ豪華に格安施工をして、付加価値を付けた後、適正な市場価格でバイアウトする短期売買目的のサヤ取り業者(バーゲンハンター)のマーケット規模が拡大するという経済効果がありそうだ。

非常に目立たない地味なビジネスだが、儲かりすぎて笑いが止まらないだろう。

その意味で、利ザヤ稼ぎの不動産投資家にとっては短期投資としては非常に効率的かつ合理的な投資対象かもしれない。

どこでマーケットを見つけるかって
!?

決まってるでしょ
!


ぜひ見栄っ張りの友人の結婚式で

離婚するとき財産分与で困ったら力になるから!

とね
...




3. 奥さんと愛人



男:「花壇の花を見てみてよ、すごくキレイだねー♪」

(あのおネエさんかわいいなぁ)

女:「みんなが見るから良く手入れされているに決まっているでしょ!道端に咲く花を見てみてよ、誰かが気づいてくれるのをじっと待っているわ。人知れず咲く花だってミステリアスで美しいじゃない」

(もぉー、私のこともっと良く見てよぉ!)



3-1. 乗用車とスポーツカー


今まで公私ともどもお付き合いさせていただいた男性の方々を見ていると、

愛人を囲っている方々が
少なからずいらした(あえて過去形にしてみた...)。



私はこう、何というか、基本的に非常にリベラルな考え方なので、誰が何をしようと私に火の粉が降りかからなければ、

個人の嗜好や趣味は最大限尊重する

という考え方なので、他人様の情事にとやかく言うつもりはない。


ただ、ひとつだけ気づいたことがある。

奥さんと愛人は逆相関の関係にあるということだ。


奥さんが派手だと愛人は地味、奥さんが地味だと愛人が派手。


 

おそらく、この方程式は、


************************************** 
奥さんが地味だから家庭は安定する。
 ゆえに、外に刺激が欲しくなる

奥さんが派手だから家庭は不安定。
 ゆえに外に安定が欲しくなる

**************************************

 

上記のような因果関係があるのではないだろうか。


トヨタ自動車のカローラという「乗用車」があるが、

おそらく私が思うに、世界最高レベルの性能を誇る車だと思う。

燃費もいいし、あの値段で、あれだけの性能、安定性を兼ね備えた車は世界中探してもなかなかないだろう。

私は個人的な感覚としては、
「乗用車」よりも「常用車」のほうがしっくり来るかな。


一方で、イタリアの有名な車でフェラーリという「スポーツカー」がある。

真っ赤なボディに
V12気筒のエンジン。オシャレなデザイン。

そりゃもう、赤信号で止まったら窓全開でドヤ顔ものだ。


でも、燃費は悪いし、維持費がバカにならない。

やたら言うこと聞かないし、すぐ機嫌が悪くなる。


上記の二項対立は、

前者は毎日お弁当作ってくれたり、洗濯もしてくれる、でも連れて歩くとパッとしない地味な女性。

一方で、

後者は毎日お金渡されてあとはご勝手にどうぞ。気づいたらクローゼットの中は服だらけ。でも、連れて歩くと自分の虚栄心を完璧に満たせる派手な女性。


毎日粗食だけど少しずつお金貯めて、記念日とかに豪華な食事をする。

毎日豪華な食事をしていると、たまには粗食が食べたくなる。


人によってどっちが幸せかはわからないが、

私の価値観は... まぁ、前者だろうか...


昔、とある資産家の方の家にお伺いしたときに、車庫に「カローラ」と「フェラーリ」が並べて止まっていたのを思い出したので書いてみた。

おそらく、その方は「乗用車(常用車)」と「愛人カー」の使い分けがわかっていたのだと思う。


そういえば、最近の富裕層を見ていると、「別荘」を所有している方が
20年くらい前に比べて大幅に減ったように思う。

彼ら
/彼女らの多くは、今どうしているかというと、「リゾートホテルの会員権」を購入する方が多いようだ。

理由は、利用する頻度に対して維持費がかかる、すなわち費用対効果が見合わないためだろう。

本当に人々の思考回路が合理化しているなぁと、つくづく肌で感じる今日この頃だ。

車に関しても、乗用車(常用車)は「直接所有」して、たまにしか乗らない「愛人カー」は時間貸しで必要な時に必要なだけ乗るような「間接所有」サービスを提供しているレンタカー業者もあるくらいだから、
ある程度の都市には、需要と供給が一定数あるのだろう。


今の時代は「直接所有」から「間接所有」の時代なのだろうか。

そりゃあ消費も冷え込むわな...



3-2. 投資の王道≪バリュー投資≫


結局のところ、結婚生活が非常に充実している方々を見ると、男女ともに「割安銘柄」を選択しているケースが多いようだ。

先に述べた「派手な女性」と「地味な女性」の二項対立は、なんだかステレオタイプみたいな客観性の乏しい論理展開になってしまったが、あくまでも私の中の統計データに過ぎない。

少々ネタが古いかもしれないが、ドラクエ
のビアンカのように、「私は違うわよ~」という女性の方いらっしゃったら申し訳ない、あなたのスルースキルに期待させていただきたい(笑)

dqvkekkon_blog
出典:「
ドラクエ5で「ビアンカ」と「フローラ」のどちらを選ぶかでその男性の結婚観が分かる
 

「外見は派手だけど、中身は地味」な女性がいらっしゃったら、ぜひ「お得感」をうまくアピールしてみてほしい。


アピールし過ぎず、かといって控えめになり過ぎず。

優秀なバーゲンハンターなら、いち早くあなたの魅力に気付いて長期保有を検討してくれるはず。

 

まぁ、身近にいるとなかなか割安銘柄に気付かないものだけれども...

「美しい女にはやがて飽きがくるが、善良な女には決して飽きはこない。」

ミシェル・ド・モンテーニュ
(フランスの思想家・哲学者、1533~1592『エセ―』より


「相対価値」の概念を用いて投資戦略を考えるとき、
私たちトレーダーは割高・割安といった概念を使って分析をする。

ベンチマークに対して割高ならば売り、割安ならば買い。

しかし、異性に関しては派手ならば売り(時間とともに外見が劣化する)、
地味ならば買い(時間とともに本質的価値が増加する)、かどうかは一概にはわからない。


テクニカル分析を使うと、どのタイミングで購入してどのタイミングで売却していれば、もっとも利益や損失になったのかを過去の標本データを使って調べることができる。

ところが、このような損小利大を究極の水準にまで最適化をすると、「カーブフィッティング(過剰最適化)」と呼ばれ、未来の相場で全く役に立たなくなる現象が頻繁に起こり得る。

バックテストではうまく運用できたにも関わらず、フォワードテストをすると全く使い物にならないシステム、私も今までたくさん開発してきた。

最適化(体の相性を過剰に求めすぎる)をやりすぎてもよくないし、全くやらないのもよくない。

分析期間(交際期間)が短すぎてもよくないし、長すぎてもよくない。

果たして、


右肩上がりの状態で自分に尽くしてくれるパートナーは、

右肩下がりになっても傍にいてくれるのだろうか?



結局、何事も適度なバランス感覚が大事なのだろう。

もっとも、理想と現実のバランスをニューラル化するのは難しいんだけどね。 




4. おわりに



 名作童話「シンデレラ」の物語の中で、


「真夜中を過ぎると魔法が解けてキレイなドレスが元のボロ服に戻ってしまうから、午前
0時までには絶対に帰ってくるのよ!」と魔法使いのおばあさんに言い聞かされるシーンがある。


王子様に一目惚れされたシンデレラは時間が経つのを忘れ、夢中になってダンスを踊り続ける。


午前
0時を知らせる鐘の音とともに、彼女はふと我に返り、慌てて階段を駆け降りて帰ろうとする。



彼女はつまずいた拍子に片足のガラスの靴を置いてきてしまう。



王子様は家来たちに命じて、ガラスの靴の持ち主を探そうと必死になって町中の女性たちに靴を履かせる。


 

これは有名なストーリーだが、「男女の関係」に置き換えてみるとわかりやすいと思う。


男性は「女性の外見の美しさ」に夢中になる。

女性は「その場の雰囲気」に夢中になる。


では、「ガラスの靴」は?


王子様はあの夜を共に過ごした女性が忘れられない、でも思い出せない。

そこで町中の多くの女性と関係を持って、体の相性の最適な相手を見つけ出そうと必死になる。

原作はフランスなので(行間読んでくれw)、
「男なんてしょせんそんなもの」、という皮肉が、作者が後世に伝えたかったこの物語の本当のテーマかもしれない。


さて、「ガラスの靴」の正体は、
私が思うに、女性の「さりげないアピール」ではないかと思うのだ。


結局、シンデレラは「ガラスの靴」の持ち主が自分であることをわかった上で、「したたか」に靴を履き、王子様と結ばれることになる(一方、王子様(男性側)から見れば「ガラスの靴」は「体の相性」ということになる)。

不道徳な浮気や不倫は本命にバレないようにみんなうま~くやるものだが、女性は自分の存在を潜在意識の中で男性に無意識に表現しようとする。

男性の部屋にさりげなくヘアピンを置いて帰ったり、車の中にさりげなくピアスを片方だけ落としてから車を降りるような女性は、現代のシンデレラそのものではないだろうか...


私も夜の街でシンデレラ探しをするが、
だいたい夜が明けると魔法が解けたお姫様が隣で寝ていて悔い改めることがある(笑)


現代で言えば「女性の化粧」が「ドレス」に該当するのだろうか。


女性の化粧はまさに、オプション取引のタイムディケイのように短時間でセータ値(時間的価値)が急激に減少していく様子をビジュアル体験できる貴重な機会かと思う...



やれやれ、と。


男女ともに人間の本質というのは、いつの時代も変わらないものだ...


長々と書いたが、このコラムの論旨は、

結婚相手は永久保有銘柄を探すくらい難しい


というお話。証券取引をイメージして書いてみた。


「トレード」と「投資」、銘柄選択だけはくれぐれも間違えないようにしてほしい。


前者は「流動性が高く気軽にキャッチ&リリースができる銘柄」、

後者は「注目されていないけれども、潜在価値を持っていて成長が期待できる銘柄」、

といったところだろうか。


GlassSlipper
出典:「glass slipper pattern




「ガラスの靴」を忘れずに! 




「恋とは、お互いを見つめ合うこと。愛とは、一緒に同じ方向を見つめること」



星の王子様の作者:サン・テグジュペリの言葉だが、なるほど、これはたしかに素晴らしい名言だと思う。


ただ、「一緒に同じ方向を見つめる」ためには、同時に「お互いを見つめ合うこと」も必要だと思うのだ。

夫婦って結局のところ、血のつながらない赤の他人同士だから、
「信頼関係」に寄って成り立っているものなのだろう。

だからこそ「お互いを見つめ合うこと」は大事だと思うのだ。

恥を忍びつつも、恥と向き合いながら。


もっと本能に正直に向き合えるパートナーがいれば、
「離婚率も減るのではないか?」と思って書いてみた。

「ガラスの靴」は「異性に対するアピール」「体の相性」などを象徴する比喩的表現で使ってみた。



短時間にいろんなサイトやブログを巡回したせいか、私の
PCのブラウザに表示されるPR広告枠がAPIの学習能力によって不道徳なサイトに最適化されてしまったようだ(笑)


この記事は、多くの方々が心のどこかで思っていて表だっていえない行間を敢えて文書化してみた。

人間の持つ「光と影」の部分、「理性と本能」、「マジメさと不マジメさ」、「建て前と本音」等を対比させてまとめてみた。

長々と書いたが、いろんな意見や感想があっていいと思う。

こっそりとうなづいて共感してくれるもよし、大衆心理に紛れて叩くもよし、それもまた人の道。





オレは知ラネ
w

プロフィール
Twitter
社交的な人見知り
記事一覧
記事検索
アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ